転勤の関係で年末に引越す予定で、引越し業者に見積もりをとってもらって、その日のうちにサインをして契約しました。しかし、色々調べてみると他社の方が安かったのでキャンセルしたいんですが、キャンセル料っていくらかかりますか？
自己都合でキャンセルする場合、引越し前日と当日であれば一定率のキャンセル料金が発生します。
引越し業者が決まって見積もりをとったのに、質問者さんの様に他の業者に乗り換えたり、引越し自体無くなったりすることは良くあることです。
引越しのキャンセル料金は、引越しに関するルールを定めている「標準引越運送約款（第二十一条）」の中で定められており、引越しを実施する前日であれば引越し料金の10％以内、当日の場合は20％以内の範囲内でキャンセル料金が発生します。
例を挙げると、例えば引越し料金が6万円かかった場合は、引越し日前日であれば6,000円、当日であれば1万2,000円です。（結構な金額ですよね・・・）
ちなみに、引越し2日前以前だと、キャンセル料金は一切かからないので、キャンセルし放題です(笑)
貰ったダンボールなどの資材はどうなる？
引越し前に、事前にダンボールやハンガーなどの資材を支給してもらっている場合は、全て返却（もしくは実費請求）しなければいけませんので注意が必要です。
その他にも、引越し前に発生した費用は基本的に全額支払わなければいけませんので、見積書の内容をキチンと確認して、引越し日当日までは出来るだけ余計な費用を払わなくて良い業者を選択しましょう。
業者が「標準引越運送約款」を利用していなければいけない
但し、標準引越運送約款を定めていない業者もあり、その場合は業者独自の約款を定めている場合があります。
キャンセル時に引越し料金が1円も戻らないなどのトラブルもありますので、見積もりをとって契約する際に、その業者が標準引越運送約款を利用しているのか？もし利用していない場合は、どの様な約款を定めているのかを事前に確認しておく必要があります。
尚、CMで放送している様な皆さんが知っている引越し業者であれば、まず標準引越運送約款を利用しています。
危険なのが、個人事業レベルでやっている小さな業者の場合は、少しでも売り上げを上げる為に、多額のキャンセル料を請求することがあるので注意が必要です。
事前に確認しておこう
契約する前からキャンセルしたときのことを考えるのもどうかと思いますが、引越しにはイレギュラーな出来事がつきものなので、キャンセルした際に、どの費用がどれぐらいかかるのかを事前に確認しておくことが必要です。