引越しをする際に、一番気になるのが何と言っても引越し料金ですよね。引越し料金は、引越し業者により料金が異なりますが、大まかな料金設定の決め方は各業者でそれほど変わりはありません。
引越し料金は様々な決定事項により、それらを組み合わせて決定していますが、ここでは各項目について簡単に説明していきます。
引越し料金の決定事項
引越し時期
どんなサービス業でもそうですが、お客さんが多くなる時期や時間帯は料金が高くなります。
引越し業者の場合は、土日祝及び、転勤や入学時期の3月~4月、9月は引越しする人が増えるので、引越し料金が高くなります。時間は午前よりも午後が安くなり、フリータイムにすることで更に安くなります。
トラックの種類
- 軽トラ
- 1tトラック
- 2tトラック
- 2tアルミバン
- 2tロング
- 4tトラック
トラックの種類は、大きく分けるとこれらに分けることができます。。当然、大きなトラックになる方が引越し料金は割高になります。
基本的には、大規模な引越しでない限り1台のトラックで引越し作業をしますが、引越し先の道幅が狭い場合などで、4tトラック以上のトラックが進入出来ない場合は、2tトラック2台にするなどの対応をしなければいけませんので、その分料金はアップします。
運搬距離
引越し距離が長くなるほど引越し料金はアップします。(当たり前ですが・・・)
30kmまでとか20kmまでとか、業者によって基本距離があり、その距離を超えると料金が加算されていく仕組みになっている場合が多いです。
極端な話ですが、北海道から沖縄など、かなり長距離の引越しの場合、車で引越しするより鉄道コンテナの方が安くなる場合があります。
業者によっては距離ではなく時間によって料金管理をしている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
作業人数
業者から派遣される作業員の人数により料金が異なります。作業員が1人増えることにより、1割~3割程度引越し料金がアップすることもあります。
自分も引越し作業を手伝うことで、作業員の数は減らすことも可能なので、少しでも引越し料金を下げたい方は、見積もりの際に一度相談してみて下さい。
建物の構造
例えば、平屋から平屋に引越しする際は、基本的に追加料金は発生することはありません。
しかし、細い路地を通らなければいけない場合や、近くに車を駐車できるスペースがない場合は、追加料金が発生する可能性があります。
その中でも、見積りの際によく聞かれるのが「エレベーターの有無」と「ドアから搬出(搬入)できるか」です。
マンションなどでエレベーターが無くても1階であれば問題ありませんが、階数が高くなるほど作業員の負担が重くなるので、引越し料金はアップします。
また、ピアノや棚などがドアから搬入や搬出が出来ない場合は、窓からクレーンを使うことになるので、引越し料金は大幅にアップします。
建物の構造による料金設定に関しては、機会があれば詳しく説明します。
付帯サービスの利用の有無
エアコンの取り外しやアンテナの取り外し・取り付け、ピアノの運搬、掃除代行やバイク・車の輸送など、基本サービスには含まれていないサービスを利用する場合は、その分の料金はアップします。
ダンボールなどの梱包用品は受け取らずに、その分の料金を割引してもらいましょう。
有料道路などの通行
引越しの際に高速道路やフェリーなどを利用すれば、その実費は100%請求されるのが普通です。全て下道で言って下さいと言っても、作業の都合上受け入れられない可能性があるので、見積もりの際に事前に確認しておいてください。
クレーン車などの利用料
ピアノの搬入・搬出の際に利用するクレーン車などは、引越し業者がまた違う業者からレンタルすることが多いので、そのレンタル料金+作業料を支払わなければいけません。
ピアノを1階~4階に上げるだけで2万円以上かかることもあるので、通常では運び出せない大きな荷物がある場合は、これらの運搬料金がどれぐらいかかるのかが非常に重要になります。