赤帽の特徴は何と言っても「安さ」です。
安いので、学生などの若者に人気のある業者で、私も安さに惹かれて利用したこともあります。
一般的な引越業者に比べて、同じ荷物・同じ引越し距離で2~3割程度安くなることもある、金欠者の味方である赤帽ですが、安いのにはそれなりの理由があるようです。
赤帽が安い理由
①作業員が1名なので安い
赤帽が安い最大の理由と言っても良いでしょう。
通常の引越し業者であれば単身の引越しで2~3名、家族の引越しの場合は5人以上の作業員が付く場合もあります。
しかし、赤帽はオプションで付帯しない限り、引越しの際の作業員は1名です。引越しの作業員が1人増えるだけで、作業コストは大幅にアップします。仮に4時間の作業であれば、作業員の時給を1,500円とすれば、6,000円の作業コストが別途かかることになります。
逆に言えば、赤帽はその分のコストを軽減できるということですね。
②運搬のみに特化
赤帽は、基本的に荷物の運搬に特化したサービスを提供しているので、その分コストを下げることができます。
安さゆえのデメリット
作業を手伝う必要がある
一部、サービスしている事業主(作業員)もいますが、基本的には梱包などの荷造りはしてくれませんので、運搬以外の作業は、全て自分たちで行わなければいけません。また、本来2~3名必要な作業員も1名しかいないので、荷物の積み込みなどの作業を手伝わなければいけません。
積み込み作業は、作業員との共同作業になりますが、赤帽の作業員は1日で3~4件の引越しを行うのが普通なので、時間通りに作業をしなければ次の仕事に支障が出てしまいます。自分の作業スピードが遅いと、意地悪な作業員の場合、「急いでいるんで早くしてくれませんか?」文句を言われます。(本当の話です・・・)
気の強い方なら言い返すことも出来ますが、気の弱い人だと委縮してしまいますよね・・・。
もうこうなると、どっちがお客さんなのか分からなくなります(泣)
また、作業員が梱包をしてくれる場合でも、一般的な引越し業者の様にキチンとしたマニュアルが無いので、作業員によってはかなり適当で乱暴な梱包をする作業員もいます。
作業員の当たり外れが大きい
通常の引越し業者であれば、入社する際に、面接などの試験があるので、あまりに不愛想でいい加減な人間はそうそう存在しません。
しかし、赤帽では、運転免許と多少のお金があれば誰でも、協同組合に加入し、組合員となって個人事業主として独立開業することができるので、十分な接客が出来ない作業員も多く、何かとトラブルになりやすいです。
勿論、丁寧な接客が出来る作業員もいますが、接客力を求めるなら、一般の引越し業者を利用した方が良いでしょう。