賃貸契約の際に多くの物件では賃料の1～3ヵ月ぐらいの敷金を支払いますが、退室時にどれぐらい戻ってくるのかな・・って気になる方も多いはず！
ここでは賃貸物件で暮らしていた方が、退室時にどれぐらいの敷金が戻ってきたのかアンケートを取ってきました。
敷金は返ってきましたか？
- はい：6人
- いいえ：4人
返ってきた方の意見
築40年以上のマンションを十数年借りていたので、経年劣化は仕方がないということで、敷金は全額返金されました。居住中は網戸の修繕などは我家が自腹でしていたし、1台付いていたエアコンも一度も交換することなく使い続けたので、トータルで考えるとトラブルの少ない借家人だったと自負しています。分譲賃貸で、大家さんは大らかな方だったし、こんなに長く住んでもらえるとは思わなかったと仰っておられたので、敷金の返還は大家さん次第という気もします。
]大学時代にアパートで一人暮らしをしていたのですが、大家さんから敷金が無事に全額返還されたのは、退去する際に徹底的に掃除をして、部屋全体を綺麗に仕上げたからだと思っています。壁に画びょうの痕や床に食べものや飲み物をこぼした痕、何かを引きずったような痕等、一切付けず、念入りにそうした痕が残っていないかを目で追い、幸運にも見当たらなかったため、全額返金が実現できたのだと思っています。また、入居時にも元々の傷跡がないかをチェックしていたので、そうした変化がないことをアピールできた点が、功を奏したのだと感じています。
敷金のトラブルがないように、引っ越し先を決めたら、すべての部屋の写真を撮っておくようにしています。私たちが住んでた時には、自然的に劣化された部分は、こっちが支払うことはないとわかってるので、そういった部分ははっきりとさせて引っ越しをした方がいいです。そうでないと、自分が故意的にしていない部分も、こっちがしたと思われてしまうので、管理会社としっかりと確認しておく必要があります。礼金と違って敷金は何もなければ、ほとんど返金されるようになってます。
我が家が引っ越したときは敷金は8割戻ってきました。できるだけキレイに暮らしていたつもりですが、小さい子供が2人いるのでリビングの壁を汚してしまって、その修繕費として取られました。その他、家具を置いていたところのたたみが日焼けで色が変わっていたり家具の跡が残っていたりしましたが、普通に生活していて仕方なく出来る傷や跡の場合は大丈夫なんだそうで、引かれませんでした。ただそれはそれぞれの見解によるそうで、できるだけキレイに生活する方がいいとは思います。
フローリングの張替えの必要があるとのことで、敷金10万の内から7万程請求されました。引っ越すまでは全然気が付かなかったのですが、使用していた机をどけた際に足の部分の4か所が損傷してしまいました。幾分かは覚悟していたのですが、比較的大きな机だったこともあり、部分補修は認められず、結局ワンルーム10畳のフロアー全ての補修代金を請求されてしまいました。当時はこちらも忙しく、交渉する暇も無かったので泣く泣く支払いましたが、その後は原状復帰の条件等契約書にはしっかり目を通すようになりました。
少ないと感じました。定期的な掃除や家具の移動をしていたので、それほど決まったところが、損傷していたり汚れていたりすることはなかったです。テレビの裏の壁紙や本棚の裏の壁紙を気をつけていて、家具と距離をとって、配置していました。修繕やクリーニング代として、費用がかかるとしても、そんなに汚れていなったです。物件で雨漏りがあり、家具がほとんど使えなくなったので、敷金ぐらいは、全額返金でもいいのではないかと思いました。
返ってこなかった方の意見
引っ越し当日に調査の方が来て、傷や汚れ等を細かくチェックされました。自分たちで丁寧に掃除したつもりのキッチン・洗面所・浴室等は必ず清掃業者が入るので、もともと敷金に考慮されているとのことでした。我家に一銭も敷金が戻らなかった最大の理由は、和室の襖や、リビング・子供部屋の壁に、ペタペタとポスターや子供の描いた絵などを貼ってしまったからです。はがした痕が残ってしまい、襖なども全部取り換える費用がかかり、敷金から清算されてしまいました。次の引っ越し先では、一切ポスター類を貼っていません。
私が大学時代、住んでいたアパートは、敷金が5万円程と安かったので、別に返金されなかったとしても、損をした気にもなりませんでした。それに、大家さんは、良い人で、その土地の大百姓であったため、野菜や果物を何時も分けてくれました。その上、アパートには風呂がなかったため、大家さんは風呂も貸してくれました。そんなわけで、敷金が戻って来なかったとしても別に損をした気にはなりませんでした。卒業してからも、大家さん所へ行くと、笑顔で迎えてくれました。
一円も戻ってきませんでした。あまり期待はしていませんでしたが、０にはちょっと驚きました。その賃貸アパートには十年近く住んでいました。私も妻も喫煙者なのでクロスの張り替えはおそらくあったと思います。それと洋室、和室の二つがある物件だったのですがフローリングと畳に傷みがありました。あとは細かい汚れやキズなども各所にあったと思います。部屋が傷み、その補修に敷金が充てられるのは当然で仕方のないことだと思います。しかし、不動産屋さんからはその明細などは特に教えてもらえませんでした。敷金で足りたから何も言われなかったのでしょうけど、少し不安でした。
戻って来ないものなのだろうな、と思ってはいたものの、やっぱり戻って来ないか、というのが本音な所です。一応、引っ越すと決まってからは、大掃除並にキッチン周りやお風呂も念入りに汗苦してやったつもりではありますが、何だかんだで敷金返金０の領収書みたいな書類が後に届きました。部屋のクリーニング代に、敷金のみで事足りました、のように。むしろ、プラスの請求が無くて良かったですね、のような感覚を与える書類だな、と思いもしましたが、最初から帰って来ないとは思ってはいたのでショックや憤りのような事は感じはしていません。そもそも、ちょっと場所と家賃の割には適度なリフォームはされていても、年式は古い箇所が節々に見受けられましたので、理由付けされてプラスの加算を取られなかっただけでも良かったのかなって思います。出る時に、敷金以内で完全に賄ってくれるのであれば、敷金０で入ったものの後に支払いが生じるよりはマシなので、一時は敷金が無い方が良いなとは思いつつも、払っとく方が、後には色々と安心かなと思ったりもします。
全額返金されるのが前提・・・だが
敷金は礼金と違ってあくまで預かり金になるので、退室時に返金されるのが普通です。
入居者の原状回復義務による修理負担分が敷金で賄いますが、この修理負担分の考え方には明確な基準が無く家主によって考え方が大きく異なるので、敷金の返金を巡ってのトラブルは多いです。
アンケートの結果を見てもらえば分かりますが、全額返金されたと答えた方は10人中2人しかいません。私も何度か引越しを繰り返していますが、全額返金されたことはありません。逆に全く返金されなかったと答えた方が4人もいますね。
普通に生活をしていてできた傷みや劣化については原則として請求されることはありませんが、明らかに何かで引っ掻いた傷やたばこのヤニについては敷金から請求されるパターンが多いです。